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キーワードで確実に出会う

思い返してみれば、合コンの経験はたった一度きり。テレクラには行ったこともないし、行く勇気もない。ましてや街頭でのナンパなんて……。そんな小心者の筆者である。家でパソコンのキーを叩いているだけで画面の向こうの女の子と会えるだなんて、夢のような話だ。これを読んでいる男性諸氏にも、同じ思いを抱いている方は多いことだろう。ということで、人気の出会い系サイト「ご近所さんを探せ!」を使って、家にいながらにして女の子の友達を作り、実際に会ってみようというのが本稿の主旨である。

まずは「地域のご近所さん」を使い、現住所の近くの登録者にコンタクトを試みる。画面に表示される地図上の一点をクリックすると、そこに住んでいる人の登録情報一覧が表示される。とりあえず、自分の住んでいる市内を中心に、「20代。女性」に限定して性別・年齢は指定できる)検索し、メールを出してみた。

ところがいざやってみると、メールでのやりとりが意外に盛り上がらない。最初のうちは地元の話題(どこそこの駅の近くにあるお店はおいしい、とか)で間は持つものの、どうしてもその先……つまり会うところまで行かないのである。いくら家が近くても、会うにはやはり理由が必要。逆に言えば、やや家が離れていても、とりあえず理由さえあれば会えるということか。作戦変更だ。というわけで、こじつけでもなんでもいいから、まずは会うための口実を作ることから始めよう。

そこで、〈7年から導入されたシステム「心のご近所さん」を利用することにした。「ご近所さんを探せ!」では、登録の際に、年齢や性別の他に、自分の趣味や好きなことを示すキーワードを12個まで入力できる。「心のご近所さん」検索では、このキーワードを元に、自分と同じ趣味・関心事を持つ女性を割り出せるのだ。ただし、この検索にもコツがある。まず、キーワードはなるべく具体的に。たとえば、音楽が好きだからといって「ロック」とか「音楽」で検索してもダメ。なにしろ登録者が多いので、膨大な数の情報を読まなければならないし、あいまいなキーワードはすれ違いを生む。ひとくちに「音楽」といっても、ハードロックからクラシックまでさまざまなのである。

したがって、たとえば音楽だったら、具体的なアーティスト名で検索するとよい。また、入力する固有名詞はマイナーなほうが話題は盛り上がる傾向にあるようだ。「あ、こんなの好きなの私だけだと思ってたのに、仲間がいるんだ!」みたいな喜びが生まれ、ひいてはそれが相手との距離感を縮める。事実、「周りに誰も好きな人がいなかったから嬉しい!」という反応は多かった。さっそく自分の好きなミュージシャンの名前を入力、またも「20代・女性」に限定して絞り込むことにした。

ここで、音楽にせよ映画にせよ、キーワードとして選ぶのは、相手につっこまれても対応できる程度の知識のある分野にすること。でないと、あとになって自分の首を絞めかねない。さて、15通ほどのメールを出したところ、1週間のうちに7通の返信メールが届いた。返信率5割弱、かなりの好感触だ。

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